マニュアルアカデミー
「取扱説明書の作り方は?」
「作る際の注意点は?」
取扱説明書作りに悩んでいる担当者は多いのではないでしょうか。
ここからは、取扱説明書の作り方や注意点について紹介します。
最後までお読みいただき、取扱説明書作りの参考にしてください。
目次
取扱説明書はなぜ必要なのか
取扱説明書の作り方
取扱説明書を作成するうえで気を付けたいこと
取扱説明書のおすすめの作り方
取扱説明書があることで利用者に正しく製品を利用してもらうことができ、結果として故障発生の軽減やメーカーへの問い合わせ数を減らすことができます。
取扱説明書は商品の使用方法やエラーが出たときの対応方法、細かなシステムまでその商品のすべてが載っているのです。
例えば、洗濯機の重量オーバーのエラーが出たとき、エラーが出た理由や対処法がわからず洗濯してしまうと洗濯機は壊れてしまいます。
このとき、取扱説明書を読んでエラーの理由を知っていれば、対処ができたはずです。
このように、取扱説明書は商品を長く快適に利用してもらうために必要であるといえます。
マニュアルには、取扱説明書(操作マニュアル)や業務手順書(業務マニュアル)など、目的によって種類が異なります。下記記事で違いについて詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
関連記事
「マニュアルとは何?概要や作成するメリットデメリットを紹介」
取扱説明書の具体的な作り方を紹介します。
以下の順序で作成することをおすすめします。
まずは、取扱説明書作成の要となる情報収集です。
この情報が豊富であればあるほど説明書としての内容が充実します。
次に、目次を作ります。
目次の順番にも注意が必要です。
目次の順番は以上のように、必ず読んでもらいたい内容を先に記載しましょう。
目次が完成したらあとは目次の項目に沿って、解説(中身)を作成していきます。
内容が埋まったら一度確認し、誤字脱字や内容に抜け漏れがないかチェックします。
そこで、足りない点があれば修正して完成です。
関連記事
「マニュアルと手順書に違いはある?役割の作り方のコツを解説」
ここからは、取扱説明書を作成するうえで気を付けたいことについて紹介します。
それぞれみていきましょう。
PL法とは製造物責任法といい、製造物の欠陥が原因で何らかの障害が起こったとき、製造業者に対して損害賠償を求められる法律です。
製品の欠陥のせいで怪我をしたり、他の製品も壊れてしまい買い替えなければならなくなったりしたときに適用されます。
さらに、何らかの障害とは注意喚起の記載が不十分だった場合も該当します。
例えば、コーヒーメーカーに水以外のものを入れた際に火傷してしまった顧客がいたとします。
このとき、取扱説明書に「コーヒーメーカーに水以外のものを入れないように」という記載がないと、損害賠償を求められてしまう可能性があるのです。
このように取扱説明書の作成は重要な位置づけにあるため、法律に詳しい人にチェックしてもらうことをおすすめします。
トラブルシューティングを設けるようにしましょう。
トラブルシューティングとは、Q&Aやエラー一覧のように顧客自身で問題解決ができるように記載しているページです。
このページがあることで、問題が起きても顧客が自分の力で解決できます。
さらに、企業への問い合わせも減ります。
例えば、使用頻度による買い替え時期や、1ヶ月にかかる電気代など、顧客が抱きやすい不安を記載しておくことで、顧客も安心して利用できます。
問題が起こったとき、顧客も企業へ問い合わせるのは気が引けるでしょう。
問い合わせる気が出たとしても、問題が起きた時間帯が夜遅い時間だった場合、次の日の営業時間まで待たなければなりません。
トラブルシューティングの内容が充実していることで顧客の満足度向上にもつながります。
そのため、トラブルシューティングページは設けるようにしましょう。
取扱説明書の作り方や注意点について紹介しました。
取扱説明書は商品を長く快適に利用するために必ず必要であり、使用方法だけでなく注意点やQ&Aも記載することで顧客の満足度は上がります。
しかし、取扱説明書への記載不足が原因で多額の損害賠償を支払わなければならない可能性もあります。
そのため、経験・知見を持たない方が作成するのは、かなりの労力がかかり重い責任も伴います。
わかりやすく活用される取扱説明書を作るには、いくつかのポイントを押さえなければなりません。
Fintecsでは読み手である読者をメインに据えたマニュアル作成をサポートしています。
マニュアル作成には専門的なスキルも必要となるため、課題解決へ導くためのマニュアルを作成したいと思われている方は、ぜひFintecsへご相談ください。
つい読んでしまうマニュアル作成のリーディングカンパニー、株式会社フィンテックス
監修者
企画営業部 営業本部長 / 経営学修士(MBA)
<略歴>
フィンテックスにて、マニュアル作成に関する様々な顧客課題解決に従事。 金融系からエンターテインメント系まで様々な経験から幅広い業務知識を得て、「分かりやすいマニュアル」のあるべき姿を提示。500社以上のマニュアル作成に携わる。また、複数の大企業でマニュアル作成プロジェクトの外部マネージャーを兼務している。 趣味は茶道。